シホさんはじめまして。
関西の大学に通っています、19歳の女子です。

突然ですが私はシホさんの言葉遣いがたまらなく好きです。
他の方のお題箱(「『悲しみは時間が解決してくれる』についてどう思われますか」)への回答にあった「体が悲しみに慣れていってる」と表現された言葉の並び方が好きです。おそらくシホさんの言葉になる手前の感情を私の周りにもある言葉の中で一番近いもので再構築するのがとてもうまいのだろうなと思います。
月並みな表現ですが等身大の感情を表現する能力がとても高いのだとおもいます。

さてすごく失礼な話なのかもしれないのですが、私はいま大学の文学部で日本文学を専攻しています。学部内に小説を書く学科があり、その学科には何人かアルバイトでライターをしている人もいます。その中に、とても私好みの言葉遣いをする女の子がいます。
この間その子が前髪を切って登校してきたので、前髪切ったんだね、と尋ねると
めくったんだよ!と元気よく間髪いれずに返事をしてくれました。
他にもたくさんあるのですが特徴としてはそれを表現するのにその言葉を使うか、と意外性をもたらす語彙力の持ち主です。彼女と会話するたびに敵わないなあと思います。

私はシホさんや大学の友達の様な、私には出せない言葉を使いこなす方々のおかげでなんとかもうすぐ成人というところまで生きながらえてきました。

しかし最近強く思うのですが、このまま20歳の誕生日を迎えてしまって本当に良いのでしょうか。
私の様な存在がこのまま地球上の酸素その他諸々の資源を一人分(大食いなので三人分くらいかもしれません)を貪ってしまっても許されるのでしょうか。

さすがにシホさんにはばれていないとは思うのですが、私には長所がありません。
他人に生かしてもらえるほど優れた人間ではないのです。
それなら私のような人間を生かしておくよりさっさと人生そのものをリタイヤしてこれから私が使うはずだった資源を私が好きな皆様方に分配し、基本給を10円でも上げたほうがよっぽど有意義だと思います。

中身が空っぽのまま大人になってしまう日が近づいています。
この恐怖は乗り越えないといけないのでしょうか。

だらだらと長文を書いてしまい申し訳ないです。

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生湯葉 シホ
ID:chiffon_06

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