お題
カタログで「ルッキズム」と検索し作品を拝見して以来、拝読するのが楽しみすぎて家に帰って1番に読ませていただきました。登場人物の名前が本当にたまたま自分と同じだったこともあり、アイドルの推しはいないのですが他人事とは思えませんでした。私も2次元の推しに対しては「原作のあのページが特に美しいからアニメやグッズでもその画風を保って欲しい」とか、「作画崩壊も好きだけど少し時間かければここ修正できたのにどうしてしなかったんだろう」とか当然のように思っていましたし…。その一方で2次創作の小説でやたらと外見の描写が長いと萎えるのもまた事実です。我ながらめんどくさいオタクだと思います。「2次元はそもそも売れる顔を作って売っているから消費者もそれを求める権利がある」と当然のように語る友人もいますし、それを真っ向から否定できる材料も自分にはありません。けれど顔には慣れると言うのもやはりまた事実で、散々作画崩壊と騒がれていた顔もそのキャラの1部として眺めるうちに好きになったりもします。最近自分なりにフェミニズムやルッキズムを勉強し、ようやく剃りたくない体毛を整えるのはやめたのですが、それでもやはり就活には不利かなと不安になってしまいますし、おそらく始まったらまた眉を剃り指毛を抜くんだろうなとも思います。
Nの沈黙の理由や遥希の涙に対する他メンバーの対応など、一つ一つの描写に泣きそうになってしまいました。遥希の物語もめちゃくちゃ気になります!心根の美しさは素晴らしいと思うのですが、24時間アイドルであることを当然のようにこなし、自分のグッズを修正するような事務所で働かされていた業界の歪さを本人が自覚しているのかなど考え始めると止まりまらず…。感想が下手です みません!
ルッキズムを扱った作品は「主に泣いてます」や「累」「ブスなんて言わないで」ぐらいしか存じ上げないのですが、しのれさんがここまでの物語を書かれるに至った参考文献以外の物語などが何かあれば教えていただけますと嬉しいです!なんというか今胸がいっぱいです…本当に素晴らしい作品をありがとうございます!今後も楽しみにしています!文学フリマお疲れ様でした〜!
Nの沈黙の理由や遥希の涙に対する他メンバーの対応など、一つ一つの描写に泣きそうになってしまいました。遥希の物語もめちゃくちゃ気になります!心根の美しさは素晴らしいと思うのですが、24時間アイドルであることを当然のようにこなし、自分のグッズを修正するような事務所で働かされていた業界の歪さを本人が自覚しているのかなど考え始めると止まりまらず…。感想が下手です みません!
ルッキズムを扱った作品は「主に泣いてます」や「累」「ブスなんて言わないで」ぐらいしか存じ上げないのですが、しのれさんがここまでの物語を書かれるに至った参考文献以外の物語などが何かあれば教えていただけますと嬉しいです!なんというか今胸がいっぱいです…本当に素晴らしい作品をありがとうございます!今後も楽しみにしています!文学フリマお疲れ様でした〜!
返信されたポスト
しのれ
@sinore0530
この度は拙本をご購入頂きありがとうご ざいました。そして、感想もありがとうございます!私が本書に込めた熱い想いを受け取ってくださった方がいることに、すごくホッとしています。いただいた感想の、「就活が始まったらまた眉を剃り…」のくだりでちょっと泣きそうになりました。就活ってルッキズムが如実に現れる歪んだ世界ですよね。(本当はこのへんも書きたかった…)脱毛、化粧っていったい何のためにやっているのか?能力と見た目は相関するのか?でも綺麗になりたいという欲望自体は主体的なものであって誰かに消費されるものではないのでは?いや、そう思わされているだけか??…ルッキズムの問題は、答えが一筋縄で出ることがない。だからこそ悩み続けていきたいなと思っていますし、悩み続ける勇気をいただける感想でした。
さて頂いた質問ですが、結論をいうと、参考にした作品などはありません。だからこそこの本を書くことに意味があると思っています。
実は私は小学生の頃からとんでもないメンクイで友達からやや引かれているのですが(笑)、男性の容姿を消費する女性像って、なかなか作品ではお目にかかれませんよね。ルッキズム作品で容姿をジャッジされるのはほとんど女性です(未見ですが映画『ハンサムスーツ』は男性が主人公だそう)。女性が男性を容姿でジャッジするという行為が、タブー視されてきたからかもしれません。その逆は容認されているのに…
しかし今、男性も容姿をジャッジされる時代になりました。そしてドルオタ女子達は堂々と、「顔がいい」と、容姿を直裁的に消費する物言いをするようになりました。(イケメンという言葉は、内面のことも表すという言い訳が使えま すが)
そこで、男性の容姿をジャッジする女の子の物語から、ルッキズムのどんな問題が浮かび上がるのか考えてみたいと思ったのが、『推しの顔が悪い』の出発点です。なので、本当はもっとジェンダー方面に斬り込んでみたかったというのが本音です。
ちなみに本作の構想を練り始めたのは去年の夏からなのですが、今年の7/11より日本で公開予定のセバスチャン・スタン主演映画『顔を捨てた男』の設定と一部被ってるところがあるとわかって、めちゃくちゃ焦りました。予告編、よかったら観てみてください。
改めて、感想をありがとうございました。またどこかの機会で巡り会えたら嬉しいです♡
さて頂いた質問ですが、結論をいうと、参考にした作品などはありません。だからこそこの本を書くことに意味があると思っています。
実は私は小学生の頃からとんでもないメンクイで友達からやや引かれているのですが(笑)、男性の容姿を消費する女性像って、なかなか作品ではお目にかかれませんよね。ルッキズム作品で容姿をジャッジされるのはほとんど女性です(未見ですが映画『ハンサムスーツ』は男性が主人公だそう)。女性が男性を容姿でジャッジするという行為が、タブー視されてきたからかもしれません。その逆は容認されているのに…
しかし今、男性も容姿をジャッジされる時代になりました。そしてドルオタ女子達は堂々と、「顔がいい」と、容姿を直裁的に消費する物言いをするようになりました。(イケメンという言葉は、内面のことも表すという言い訳が使えま すが)
そこで、男性の容姿をジャッジする女の子の物語から、ルッキズムのどんな問題が浮かび上がるのか考えてみたいと思ったのが、『推しの顔が悪い』の出発点です。なので、本当はもっとジェンダー方面に斬り込んでみたかったというのが本音です。
ちなみに本作の構想を練り始めたのは去年の夏からなのですが、今年の7/11より日本で公開予定のセバスチャン・スタン主演映画『顔を捨てた男』の設定と一部被ってるところがあるとわかって、めちゃくちゃ焦りました。予告編、よかったら観てみてください。
改めて、感想をありがとうございました。またどこかの機会で巡り会えたら嬉しいです♡
しのれさんにお題を送る
しのれID:sinore0530
本の感想やおすすめの映画などお待ちしてます📚