お題
「はい、平成おっぱい大学です、ラルナちゃんですね、ホテルですか?自宅ですか?」
深夜11時たまきにゃーの経営するデリヘルに客が入りました。
「ラルナ、仕事だ」
たまきが待機所のソファで惰眠を貪るラルナ嬢の頬を叩きました。
「ふご!」
ラルナ嬢はあきらかに無呼吸を起こしています。
「おい!おきろ!!」
たまきにゃーはゆすって叩いて起こそうとしますが起きることはありません。
「店長!早くでないと日付変わっちまうぜ!!」
送迎ドライバーのアロハがたまきにゃーに言いました。
「起きろって!」
たまきにゃーはラルナ嬢の頬を往復ビンタしましたがいびきが出るばかりです。
「こうなっちまったらラルナはだめだ、他の連れてこうぜ!」
「でもみんな出ちゃってるし…」
「まだひとりいるだろ」
「えっ?」
「あんたが行くんだよ」
「にゃんでにゃーがちんぽしゃぶらなきゃならないんですか!」
「大丈夫、うちの店は本番ないんだから、女装して入室して、あと電気消せばわかんないって!」
「もしかしてアロハさんクスリでもやってらっしゃる?」
「もう、じれってえな!電話かしてよ!」
アロハはたまきにゃーからスマホを奪い取るとさきほどの客にコールバックしました。
「あ、もしもし、平成おっぱい大学です、申し訳ない!ラルナちゃんダブルブッキングしちゃって!それで、男の娘コースならすぐご案内できるんですけど…」
たまきにゃーは内心で(いや、かわりにおっさんが行くっていって納得するやついないだろ…)と思っていました。
「あ、いい、男でも?わかりました!大至急たまきちゃんをおつれしまーす」
「うそだろ!?」
「そういうことだ、店長、この日のためにメイクに衣装用意してきたんだろ?諦めろよ」
「おい!デブ!おきろ!おきろよ!」
「フゴ!!」
30分後
川崎市内の某ホテルの客室のチャイムがなりました。
「へ、平成おっぱい大学です」
たまきにゃーは精一杯の裏声で言いました。
「あいてるよ…」
中からは中年の声が聞こえました。
「おじゃましま〜す!!」
(ええい!もうどうにでもな〜れ!)
たまきにゃーはノブを引き扉を開けました。
すると!
「にゃーーーー!」
たまきにゃーの顔面に液体が放水のようにかけられました。
たまきにゃーのお化粧がみるみるはがはれていきます。
「よく来たな!おれがザーメンケルヒャーマンだ!」

つづく

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たまきにゃー
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内容によっては訴えるぞ

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