ご指摘ありがとうございます。
前提として、侮辱罪や名誉毀損罪は仰っているように受け取った側の主観で決まるものではなく、法的には対象が特定できることと客観的に社会的評価を低下させる表現であることの両方が要件となります。

用語の混同について整理いたしますと、
・名誉毀損罪 … 事実を摘示して社会的評価を下げる行為（例：「○○は犯罪者だ」）
・侮辱罪 … 事実を摘示せずとも直接的な罵倒などで社会的評価を下げる行為（例：「ブス」「死ね」）
・誹謗中傷 … 法律用語ではなく日常語で、一般にはこれらをまとめて指す広い表現

つまり「誹謗中傷」という言葉をそのまま法律的な犯罪類型と結びつけるのは厳密には正しくなく、多くの場合は名誉毀損罪または侮辱罪にあたるかどうかで判断されます。
実際に法務省が公表している侮辱罪の事例を見ても、いずれも被害者を名指しし、顔写真やプロフィールと共に「ブス」「肉便器」「死ね」などの直接的な罵倒を伴う投稿が処罰対象となっています（例：「この○○を有名ブスオナペにしたい」など）。単に「強い不快感を覚えた」といった表現が直ちに侮辱とされるわけではありません。
またご指摘の「対象の識別」についてですが、相手が顔を出して活動している以上、特定可能性そのものは確かに認められます。ただし侮辱罪や名誉毀損罪は特定可能性があるだけで成立するわけではなく、「社会的評価を低下させる表現」であることが不可欠です。今回の「精神的ブラクラ」という表現は作品を閲覧した際に強いショックを受けた個人的感想を示したものであり、人物の人格や社会的評価を毀損する性質のものとは異なります。
私が「精神的ブラクラ」と記載したのは、該当作品を閲覧した際に強い衝撃を受け適切な注意ラベルが咄嗟に浮かばなかったためです。表現選択として『閲覧注意』等の方がより中立的だった点は認め、そこは不適切でした。
なお「精神的ブラクラ」という表現は死体写真やグロテスク画像だけを指すものではなく、一般的には「強烈な不快感・精神的衝撃」を比喩的に表す用途でも用いられています。従って、ここでの使用は作品の性質に関する警告ラベルにすぎず、人物の人格や社会的評価を直接的に低下させる意図は明確に否定いたします。

また、私がどのような認識で「二次創作関連への愚痴（を紹介する）bot」を運用していると考えられているか、ご参考までにお教えいただけると幸いです。お返事よろしくお願いいたします。