まあさすがに苦手ってほどではないですが、ストーリーの間に挟まる友情エピとかに対して「それいる？」とはなりがちな気はします。根本的にキャラクター同士の関係性みたいなものに対する興味がたぶんかなり薄くて、そこに力点を置いたコンテンツ全般に対する相性が悪めかもしれません。

前に話したことがあるのですが、「カップリング」という概念も個人的によくわかってない部分が多くて、たとえば「A✕B」のカップリングが好きと言った時にこれって「Aというキャラが好きで、その中でも特にBと関わっている時が好き」なのか、「AとBの組み合わせが好きで、AとB単体にはさほど興味はない」なのか、「AとBの間に存在する関係性そのものが好き（男性向けで言う義妹が好きみたいな、シチュ萌えに近いもの）」なのか、正直全然理解が及んでいない節があります。そもそも特定のキャラをめちゃくちゃ気に入るみたいな経験に乏しいので、あまつさえ特定の2キャラのセットにハマるみたいなのはもはや自分にとって宇宙にも等しい未知な感じです。

じゃあお前なんでNLのラブコメは大丈夫なんだよと思われるかもしれませんがこれは自分でもよくわかりません。ただいわゆるラブコメって必ずしも関係性を楽しむコンテンツではないような気がしています。恋愛軸の話であってもそれが「関係性のコンテンツ」であるとは限らないし、逆に全然恋愛関係ない話でも「これってめっちゃ関係性のコンテンツっぽいな」みたいな作品は結構あるので、意外とここは別のレイヤーなんじゃないかなという理解をしつつあります。そう考えると同性間の友情エピみたいなのって99%くらい関係性のコンテンツなので、そこで興味が薄れがちっぽいですね。

となると今度は「じゃあ関係性のコンテンツじゃない百合ならいけるの？」となりますよね。実際そういうコンテンツはいくらでもあると思いますが、ここで正直に言わせてもらうと僕が百合が苦手な理由の8割くらいは今まで長々と語ったこととは全く関係がなくて、単に男性向け百合コンテンツが徹底的に男が排除された世界観で展開されるのがなんかキモいだけです。マジで男が一人も出てこなかったり、唯一登場する男性である主人公の父親が徹底的なモブ化されて顔すら映らなかったり、あれが「配慮」みたいな感じでまかり通ってるのめちゃくちゃキモくないですか？百合好きの方が事あるごとに「男を出すな！」とか騒いでるのも悪いと思いますよ。全員滅ぼした方がいい。