傷を愛せるか最新話を読ませていただきました！本当に本当に最高でした…！
秋哥との微妙で素直に受け止め切れない難しい関係、十二の黒社会として生きてきた強かで冷たい一面と垣間見える愛嬌と思慮深さ、信一の余裕があるように見えて量り兼ねている夢主との距離感…素敵でした。

信一が膝にキスをする場面の、静かで美しい描写はまるで映画のようでとても感動いたしました。
夢主視点の物話のため、信一が何をどこまで考えているのかが読者には言葉と行動でしか読めませんが、彼が夢主を大事な存在だと思ってくれている散りばめられた表現に、彼視点だと夢主はどんな風に映っているのだろうか、どんな風にいつも考えているのだろうかと想像が広がります…
フランス映画を見た後のような、言葉の端々まで余韻に浸りたいような作品だと改めて感じました。
2人がこの先どうなっていくのか、また続きが読めるのを楽しみにしております。

突然の長文失礼いたしました。なお、この内容への返信等はお気遣いなさらないでください。
これからも嗚呼さんの執筆活動を心より応援しております。