※長文になります申し訳ございません。
警備員の箱を見ました、万博で警備員をしています。

そもそもホテルでコスプレに着替えてタクシーに乗っている時点で擁護するのは非常に難しいと思います。トイレでの着替え禁止の時点でやんわりと「控えてください」という意味に気がつけないのは致命的です。

タクシーは国土交通省からも公共交通機関として位置づけられています。なぜタクシーが公共交通機関かと言うと、高齢者や足の不自由な方も利用するためです。昨今は運転手不足もあり、リソースの限られているものでもあります。高齢者や足の悪い方々を押しのけてでもコスプレして行きたいと言うのはどうしても理解しがたい行動です。

またバスと同じ道路を使うので、🦌の人と同じような人が数万人数十万人規模の人が集まるイベントに分母としてどれだけいるかってことを考えてみてください。1日あたり100人で済めば良いですね、1000人かも知れません。警備員は常に最悪を考えて行動します。そんな大量のコスプレイヤーを乗せたタクシーが来たら交通アクセスの悪い夢洲では確実に麻痺します。シティバス、シャトルバスや観光バスなんかも大量に来ます、観光バスは時間が決まっているため、大量のタクシーで渋滞なんてされても困ります。バスが数千台程来る日も普通にあります。

コスプレしている人を見て警備員にあーだこーだ言ってくる人よりもそうしたマナーを守れない人の方が結果的にはずっと迷惑です。
警備員ってもっとマクロな視点でものを見れないとダメなので最悪を考えて行動しないといけない仕事なんです。ただ立っている仕事では無いです。でも権限がないのでコスプレで来ても脱いでくださいなんて現場に立っていても言えません。

最後にコスプレそのものを否定するつもりはありません。見るのは好きですから。ただし、公共性の高いイベント会場やその周辺では、マナーや配慮が必要です。

日本でこうしたイベントが平和で終わるのは、警備員や場合によっては警察官などの存在があってこそです。彼らが来場者の安全や秩序を守ってくれるからこそ、皆がやりたいことを少し我慢し、互いに配慮し合いながら楽しい時間を過ごせるのです。私たち一人一人の配慮が、イベントの成功には欠かせません。