瀬戸さんのイラストのファンで密かに拝見している商業絵描きです。
恥ずかしながら私もskeb厳守率80%を切っていますし、毎回リクエストを開くたびに短時間で大量に来るリクエストの8割がたお断りせざるを得ない人間なので…瀬戸さんに届いているあまりにも厳しい匿名メッセージにゾッとしました。

そもそもskebというサービスの理念自体がイラストレーターファーストであり、リクエストを断る権利もギブアップする権利も描き手側にある、事前相談もクオリティの確約も必要ないと掲げています。
これはいちイラストレーターとしての個人的な考え方ですが、skebはあくまで「描けたら描くね」程度の有償のお題箱に近い感覚。それこそ同人イベントの「スケブお願いします！」がサービス名のベースにあるはずです。（だからこそ、プロでも人によっては安めの金額に設定されている方もいるかと思います。）
締切厳守で絶対に描いてもらいたいのであれば、skebを通してではなく「依頼」としてお願いすべきですし、「依頼」であれば、個人からの依頼より商業優先、原稿料もskebより遥かに高いものになるんですよね…
その辺りを加味せず、あたかも「有償で依頼したのに依頼を蹴るとは許しがたい！」という論調の方が多くて...なんというか、「描く側」と「リクエストする側」の価値観の乖離を感じてしまいました。