イベントおつかれさまでした！「雨夜の避雷針はもういらない」と「テルミー一番ほしいもの」のおまけ本拝読しました。

「雨夜の避雷針はもういらない」
まず表紙の装丁が美しくて、銀箔？の使い方が美しかったです。本文の内容を物語るように、このお話は「雷雨」がポイントになっていて、雷雨がくるたびに物語が動いていく様を示していて構成力が素晴らしいとおもいました。
好きな人とネクタイを交換すると両思いになる、みたいな学生っぽい噂最高です！自分のころもあったな、そういうのってドキドキして好きな人のネクタイ欲しくなよね～！とニコニコしましたし、兄さまのネクタイのあげ方がえっちで最高でしたし、なのにフィンくんを守る魔法の刺繍があって、「にいさま！それはちがうでしょ！わかるけど！」ってフィンくんサイドの気持ちになって読んでいました。恋人であり守るべき存在の兄弟という兄の思いと、もう2年生なんだから自分のこともできるし、兄さまを守りたいっていうフィンくんの思い、どっちもわかって悶えます。

れいたさんのエロシーンはエロいのに美しいのと描写が的確で読みやすくてぐっときます・・・！乳首シャツの上からなめるシーンは最高でした…
またフィンくんが受け身なだけでなく、兄さまに乗っかって誘惑するシーンがかわいくて・・・🤦‍♀️

最後の花畑に連れて行って、兄さまが建てた家の場所が昔家族が住んでいた場所だったというシーンで泣いてしまいました。兄さまだってまだ両親に甘えたい盛りだったろうに、家族の記憶も思い出もフィンくんのことも全部背負ってこの花の風景と昔暮らした家の面影を再現してまたフィンくんと暮らすという兄さまの想いに涙が止まりませんでした。優しい子…

「テルミー～」おまけ本、兄さまがさわるのは「好きだから触りたい」とフィンくんが悟るところが好きです。レインも初めてだったろうに「優しくする」とか胸への愛撫とか指の入れ方とか相当シミュレーションしたんだろうな…と健気さに感動しました。「兄さまがしてくれるならなんでも気持ちいい」のあとレインが低くうなってフィンくんの名前呼ぶところ、フィンくんの無意識の煽り～！！と興奮してしまいました。

文章の美しさと構成の美、今回も素晴らしく読了後の満足感最高です！
ありがとうございました。次もぜひ楽しみにしております。