お題
ペンライト文化の件ですが、サイリウムの老舗のルミカに取材した記事で1974年の西城秀樹の呼びかけきっかけで懐中電灯を持ち込むようになり、1980年代には販売されていたとありました。
https://j-town.net/2016/10/31234369.html?p=all
今の主要なBluetooth型ライトも、2012年にザイロバンドというリストバンド型ライトがColdplayで使われ、同年に日本でもUVERworldで導入されたと公式サイトに掲載されていました。
韓国の歌手でペンライト導入したのは第2世代のBIGBANGが最初なのですかね?また、Bluetooth形式は第3世代から導入されたのでしょうか。昔のK-POPに詳しくないので、もしご存知でしたら教えてください。
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DJ泡沫
@djutakata
前半の事に関してはすでに他の方とやり取りしてましたが、多分日本のアイドルファンの間ではフリフラが有名ではないかと思います。
韓国のペンライトは日本と若干発展の仕方が違っており、ザイロバンドやフリフラが登場した2012頃からKPOPの日本公演では会場で光り物が配布されて電波制御というのは行われていましたが、韓国ではメンバーカラーはなくてグループごとのカラーが決まっており、光るかどうかよりも色の方が重要でゆえに風船が多く、決まったペンライトもなかったです。韓国のアイドル現場は当時単独イベントはまだ少なく、合同イベントが多かったので「どこに誰のファンがどれだけいるか」の可視化の為に色が重要だったようです。
公式ペンライトは棒か板タイプをコンサートごとに販売か配布という形で日本公演から韓国でも徐々に広がってましたが、2010年代前半まではファンメイドグッズでもペンライトがよくあったくらいで、グループごとに決まったものはほぼなかった印象です。その中でYGは独自の「グループのカラーを決めずにモチーフを決める」というやり方をしており、今のKPOPのイメージである「グループ(のFC)ごとのモチーフペンライト」というのは2010年ごろに生まれたBIGBANGの王冠型ペンライトが初めてのようです。2NE1もFCのBLACKJACKにちなんだトランプモチーフのグループペンライトを出していました。
2010年中頃までは「グループカラー」というのがとても重要でしたが、だんだんとKPOPでもグループが増えると当然ながら色が足りなくなって、かぶるとファン同士で揉めるみたいな問題が出てきたからなのか、2014年前後デビューグループはグループカラーをあえて曖昧にしたり(なんとなくイメージカラーはあるけどあえてグループカラーとしては発表しない)2色の組み合わせにしたり(SEVENTEENなどはこれ)と苦心しており、この頃からYGのように「グループのイメージをモチーフにしたグループペンライト」というものが増えていきました。
韓国公演で電波制御を初めて導入したアイドルは2017のEXOみたいです。(日本公演ではその前からありましたが)
ペンライトに明確にグループカラーがあるのは第2世代で、第3世代以降は概ねモチーフペンライトという感じだと思います。例外的にSMはまだなんとなく色にこだわってる感じはありますね。今の「電波制御できるグループモチーフのグループペンライト」という、ある意味でKPOPのイメージのひとつにもなっている文化は、2010年代後半に定着したばかりのものなので、歴史としてはまだ浅いです。

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DJ泡沫
ID:djutakata

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