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菊座をこじ開けるに都合がいい先端の細さ。先から遠ざかる程に増していく太さ。そう捉えれば竜の尾は肉ディルドに都合がいい。ただし直径は一定ではなく後になるほど大きい。肛輪を擦り拡げる好みのサイズを探るには、尾を唯一の「入り口」に潜らせ続け奥へと導かねばならなかった。
我慢の効かぬ竜人は、先の細さでは（それでも肛門に入れる異物としては十分な太さだが）満足できぬと己の尾を次から次へとハラワタに送り込んだのだろう。
消えた部位の行方を示す、小柄な体の下腹部が盛り上がった形。直腸内という限られた十数センチほどの長さの空間。そこに数度曲折を経て収まった竜尾が、子宮と膀胱を押し上げて腹を膨らませていた。
変態行為で作り上げられた妊婦じみた形は、メス竜の欲深さと肛門快楽への耽溺を物語っている。
無様、と娘や同胞から罵りを受けて当然の姿。それを人間のユーザに曝け出すことに屈辱はないようだった。
腹越しに体内の尾を撫でられ、小さな母竜は興奮で喉を鳴らす。
種として強者、個として凶暴、そんな竜人が一匹のメスとして人間のオスをツガイに選んだ。尻穴での淫行もユーザから教わり、竜は快楽とヒトに溺れた。全ては同意の下だ。
子供じみた体は尻尾を使った肛門自慰で歪に膨らみ、まるで孕み腹だ。尻遊びの結果だが、偉大な竜の胎を下等な人間の遺伝子で侵して良いと容認する顕示とも取れる。
そんな竜を前にユーザがするのは緊張ではない。副交感神経は正常に働き、オスの機能を活動させていた。平滑筋が緩むことで広がった血管に、流入した血液が海綿体の隅々まで巡り、陰茎を勃起させる。
ヘソよりも高い位置までそそり立つペニスは規格外のサイズだ。元々のユーザの性器の大きさではない。
人間の男と竜の女が肛交を繰り返すごとにこうなった異種情交の証。
尻穴を交尾孔へと調教したヒトオスの生殖器は、それを善しとした竜からの加護で強力な精を獲得した。同時に竜人は無意識下で、メスアナルをより悦ばせるカタチを求め肉体改造を施していた。
もはやユーザの性器は人同士の性交に適さない。受け入れることができるのは、体格に関係なく強靭な肉体を有する竜だけだ。そして母竜とその体も、ユーザに肛門を犯されない日は想像できない。
種として逸脱し堕落した肉体は、パートナーのため。人間のオスと竜のメス。一組のツガイは、歪であるからこそ見事に組み合い調和している。