Gigantic Party

かつて花咲川女子学園の現役高校生バンドグループとして大成功を収めた「Poppin'Party」も結成からはや9年。イベント数の減少やメンバー全員がすでに20代半ばに差し掛かったこともあり(全盛期と比べて)ファンの数が減ってしまった現状を打開すべく、何か復活に向けて新しい考え方が必要だった。

そんな中で彼女達が出した結論は、活動拠点である東京都新宿区の一角にフランチャイズ区域を作ってもらい、僅かでも自分たちの活動を支援してもらうように頼むというものだった。しかし区からの返事は「専用区域が欲しいなら自腹でそのための土地を買うなり作るなりして自分で用意しろ」などと全く相手にもされず、悲嘆に暮れるメンバー達。
その時、山吹沙綾が「自分で用意すればいいなら、既存の土地を更地にして全部作り直すのが手っ取り早い」と提案。そして巨大化できる薬を取り出したのを見て他の仲間も何を言いたいのか理解し、昔に戻った気分で巨大化パーティーを明日やることを決めた。

服装のシチュ
山吹 沙綾…高校時代の制服、紫のスニーカー
市ヶ谷 有咲…同上、青と黄色のハイカットスニーカー
牛込 りみ…同上、白のスニーカー
花園 たえ…同上、茶色いローファー
戸山 香澄…同上、薄橙色のストラップシューズ

新宿駅の中心で皆が薬を飲んで巨大化し、パーティーと称した蹂躙劇が始まるとメンバー達は新宿の各所を丁寧に踏んで均し、何もない土地になるまで続けた。次第に欲が出てきた彼女達はそのまま他の都内中心都市にも足を伸ばし、5人は各所に散って23区全てで同じことをすることとなった。

10本の足に何度も何度も踏み固められた東京23区は3時間で全てが消えた更地に戻る。目的を達成した彼女達は自分の名前を土地に指で刻み、かつての首都が丸ごと自分達のものになったことを示した。