お題
俺にはちょっと変な趣味があった。
その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。
遠くに見えるおおきな給水タンクとか、
がに股でトイレに避難する眼鏡っ子とか、
おむつを購入する教室で決壊してぼっちになったドリルヘアーを見ていると妙にワクワクしてくる。

漏れの家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ漏れの家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら「Mはおむつ趣味に目覚めてないか?」なんて思っていたら、
坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら赤毛ポニテのトイレトレが終わってなさそうな奴が、
半泣きで股間を抑え、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、漏れと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、
なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ。


ドアを閉めて、鍵をかけて「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、
ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。明らかに俺を探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」って心の中でつぶやきながら、リビングの真中で我が天下無比の長槍を構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。
もう、破裂しそうなほど長槍に血液が集まっていたら、
ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いて、チャイムをピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!と鳴らしてくる。
「あ、開け…あたしもう…」って感じで、奴の断末魔も聴こえる。
我が槍裁き、その身でご堪能召されよと、表に飛び出ようとした時、ノックもチャイムもうめき声止んで、外からすすり泣きが……。
翌朝、部屋の前にぐっしょり濡れた花柄のおむつが捨てられていた。
あいつはいったい何者だったんだ。
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q_o_o_R
@q_o_o_R
おい!!!!こんなとこに入れんな!!!!pixivに投稿しろ!!!!!こんな熱量のものをここだけで済ますな!!!!!今すぐ出せ!!!!!投稿してください!!!!!なぁ!!!!!!!お願いします!!!!

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q_o_o_R
ID:q_o_o_R

⚠️⚠️リクエスト(依頼)ではありません⚠️⚠️ ⚠️お題をいただいても必ず描くとは約束できません⚠️ ❌❌描けないもの(地雷)❌❌ 嘔吐全般、下痢、逆カプ、かわいそうなもの(愛のないもの)、塗った…

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