穹がフレイムスティーラーの放った攻撃をトリビー先生を庇い意識不明の重体になってしまった。
それを報告を受けた宇宙ステーションヘルタのオフィスではルアンメェイとマダムヘルタが次の報告はまだかと待っていた。マダムヘルタは多少のイラつきが見えるも冷静だった、しかしルアンは大好きな穹の命が消えようとしているのと家族との使命の研究に手をつけられない状態に冷静の2文字は無かった。そんな彼女の喉に食事、水すら通らない。彼女は研究や穹の事ばかり考えていて自分が限界なのを知らなかった。そして彼女は反自白剤を飲んで穹との全ての記憶を消せば良いんのでは？なんて考えてしまった。彼女もこんな辛い生活に耐えられ無かった。そして懐から反自白剤を出して飲もうとした。そこには薬を持ってる腕を止める手があった。
｢あなた、そんなので穹の事を忘れらるとでも？｣｢へぇ〜、がっかり私が恋のライバルと思ってたのにこんなにあっさり脱落しちゃうなんて｣とマダムヘルタが言ってきた。耐えれないルアンは
｢…でも研究が…｣
頬に激痛が走った、全身の力が抜けて倒れる様に座った。マダムヘルタがビンタしてきた。ルアンは自然と涙が出ていた。
｢ライバルがこんなので脱落して勝ったなんて認めない！それにあなたがそんな理由で好きな人を諦めるなんて知りたくなかった！あなたなんてもう良い！知らない！｣
彼女は怒ってた
｢…で、でも…負け…たく…ない…｣
泣きながらルアンは小声で言った
｢フン｣
するとルアンを何かが包み込んだ
｢…さっきは酷い事言ってごめんね｣
マダムヘルタが優しくルアンを抱いていた。
｢これからもライバルで居てくれるはずだよね？それに穹が目覚めた時にあなたが穹の事を知らなかったら1番悲しむのは彼でしょ…｣
それを聞いたルアンをマダムヘルタを力強く抱きしめて、更に泣いてしまった。

とちょっと仲が良くなった話