大変返信遅くなり申し訳ございません、通知が来ておらず気が付くのに時間がかかってしまいました。

lamb見てくださったんですね、(と私が言うのもあれですが)ありがとうございます！
私は｢え？これで終わり？｣と、制作側が｢やる事やったのであとはお好きに解釈してください｣みたいに終わる映画が好きなので、意図せずそういう内容の映画だったためとても嬉しく思い、そういう面でも印象に残った映画でよく好きな映画に挙げてしまいますね。
ああいう不気味レベルの映画はカテゴリー分けが何故かホラーなんですよね。映画にあまり明るくないので想像ですが、不安を煽るようなカットがあったりグロがあるとそうなるのでしょうか…？

登場する生き物の数分、形の違う様々な愛の形が出てきて面白いですよね！
私的にも、｢愛｣というのは大きくベースにあると思いますが、もう1つ｢因果応報｣もあるのかな〜と思ったりしてます。

マリアという彼女の名前的にも、実の子を亡くしたあとに家畜の羊から子どものような姿の獣人が産まれるという、神聖的な受胎をした子だったんだな〜と途中までは思っていたのですが、最後にアダに似た恐らく本当の父が取り返しに来たことで、見終わった後に、冒頭ではよく分かっていなかった霧の中の獣のような声と、泡を吹いた羊の描写をやんわり思い返して｢あ、お前があの羊と行為をして生物的に羊が孕んだ子か！？｣と現実的に戻り、その瞬間から雰囲気が一気に人間くさいというか、結構生々しい話だ……とひっくり返って面白くなりました。

そこから、じゃあアダ父的な視点では母体殺されて子どもも勝手に連れ去られたような判定なのか？と感じまして、そうなると終盤アダ父が行ったことは、マリアからすれば｢旦那を殺されて子ども(のように愛していた羊のアダ)を連れ去られる｣となり、アダ父がされたことと構図が同じなので、｢お前(マリア)がやったことをやり返して帰る｣だったのかな？と思っています。
お前も子どもを失う辛さは分かるだろう？みたいな。

あと考える余地があるなと思ったのは、弟が途中で来たときですね。
あぁこの人で何か起こるんだろうな……と思って観ていたのに、あの終わり方だったので、別にそういう事じゃなかった……仲に波乱を起こしただけ？じゃあ弟の役割って何だったんだ……？と悩みましたね。
行為を迫ったシーン的に、｢性愛｣の表現だったのかもしれないのか……？と思っています。

と言った感じの印象で考えていますね。
結構どこまでをどう読み取るか、をこちらにかなり委ねてる系で、かなり好きです。

余談なのですが、他の映画である｢ココディ・ココダ｣という映画でも、子を失った親が数年後に性行為をしようとするシーンがあるのですが、もしかすると海外圏に、亡くなった子の事を乗り越えて次に進む(厳密には違うかもしれませんが)メタファーとして性行為があるのかもしれないな？と今では思いますね。どうしようただ行為のシーン入れたいだけだったら。

コメント頂きありがとうございました、観た映画を他の方とお話できることがあまり無いので嬉しいです！