ラープティナ編
ミルク沼と一体化して一気飲みされる

「…また気のせいか」

頭上から葉のこすれる音がする度に上を警戒して、また何も無かったと歩く。

かれこれ1時間ほど歩いているが、出口どころか2人にも出会えてない焦燥感から早歩きになる。

しかし、頭上ばかり警戒しすぎて足元が疎かになっていた為、強靭なツタに足が引っかかり転倒してしまった。
転倒で頭から全身ダイブしたが、その先が大きい水たまりだったので幸運にも怪我は無かった。そう、『怪我は』無かった。


「っいたたた…た？え？」


ラープティナの腰から下が無い。否、目視出来ない。
というより、ばちゃん と音を立てたきり感覚も無いのだ。

「えっ足どこいった！？」

慌てながら真下に腕を突っ込んだが、まるで蓋を開けたばかりのハードヨーグルトのように妙に固い感触と甘ったるい匂いは帰ってくるのに全くその他の感覚が帰ってこない。

地面にはギリギリ手が届かないし、うつ伏せになって手をかけようものなら今度はその部分も消失する可能性も高い。


そこへノシノシと最悪の足音。

水たまりをひょいと飛び越えて目の前に着地したレプティルにラープティナは

「お前の仕業かこれ！元に戻せ！てか足返せ！」

と悪態をついているが、全く聞く気のないレプティルは目の前で大きな口を開け、ぬらぬらてかてかと艶めかしく光る舌を見せつけ、そのまま水たまりに触れさせると

ちゃぽ……


ｯｯぢゅごごっ!!!!♥♥♥♥♥

「いっ」

と一瞬でラープティナごと飲み干した。


そして、3人仲良くご馳走になったレプティルのぽっこり膨れたお腹は


「げぇえええふっ…げっ♡ごげっ…♥」


「んぶげぅええええええええっっっぶ！！げぇええええええええっっっぷｯｯ❤️❤️❤️❤️❤️❤️」


心底満足そうなゲップであっという間に元の大きさに戻り、代わりに少し胸が大きくなった。





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レプティル生態に書いた『気に入った相手を狩る時に異常に知性が発達する』という1例と、先日のお題箱返信で頂いた『ラープティナが母乳沼に浸かってしまい一息に飲まれる』シチュを組み合わせてみました。まぁメインのラープティナが1番あっけなく食べられちゃいましたが書いてて楽しかったです。